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win10とワコムリンクプラス が来てとうとうcintiq pro16がその真価を発揮する!?+不具合報告

cintiq pro16の4K表示問題に終止符!?

みなさん、こんにちは。
スキマデザインの横内です。

先日とうとううちのwindowsも7から10に移行いたしました。

windows10めっちゃいい!

使い勝手は7のまんまでいけるし、ウィンドウの開け閉めが相当機敏になりました。

使ってて楽しいOSです。

で、そのwindows10にはDPIスケーリングなる機能がありまして、マルチモニターごとにアイコンや文字の拡大縮小がある程度自由に設定することができます。

そうとなれば使いたくなるのが液晶タブレットの4k表示。

cintiq pro16がガチな接続ハードルの高さゆえに当環境下での4K表示は完全に諦めていましたが、
このタイミングでワコムから「ワコムリンクプラス 」が発売されたので、早速購入。

現在私がcintiq pro16で使ってるメインのソフトは、「Photoshop CS5」です。

クリップスタジオEXもありますが、使うのは漫画の依頼の時ぐらいですね。

ですので、最終目標は、

「Windows7から10にアップグレードしたPCでPhotoshop CS5を今まで通りに使う。それも4K表示で。」

相変わらずの簡易表記(笑)

まあ、接続は至ってシンプルなので、まったく問題ないですけどね。

内容ブツ。

ワコムリンクプラス とUSBtypeCコード、USBtypeAコード、ミニディスプレイ接続コード。

取説はまたまたシンプルの極み。

せめてコードや端子の名称ぐらいは載せていいのでは?

散々cintiq pro16発売時に説明書が不親切だと非難轟々だったわけですし(笑)

今回せっかくなので、L字の端子を付けて接続してみました。

取り回しがすっきりしてとてもよいです。

しかし、ややグラグラするのが気になるなあ。

ま、途中で外れるということはなさそうですが。

接続完了です。

ただ繋げるだけなので特に難しい場面もなく。

あっさりと4K出力されました!

感激です!!(涙)(涙)(涙)

最初からワコムリンクプラス付いてて欲しかったなあ。余計な出費しなくて済んだのに(グチグチグチグチ)

気を取り直して、早速動作確認です。

Photoshop CS5の場合

ここでちょっとしたトラブル発生!

windows10のDPIスケーリングのおかげで、4Kでもアイコンも文字もいつものPhotoshopの大きさのままでいい感じなんですが、新規作成を押してから何も反応しなくなる!

メニューが全てグレーアウト!

閉じるも押せない!

うわああ、困った、、、。

と焦って色々いじってたのですが、実はしょうもない原因でした(笑)

なんと、新規作成ダイアログの画面が画面外のはるかかなたに吹っ飛んでいることが判明(笑)

当然そのウィンドウが開いてる間は何もできませんよね(笑)

この現象は、ほかの2K解像度のマルチモニターからPhotoshopをドラッグしてcintiq pro16にもってくると起こるようです。

最初からcintiq pro16でPhotoshopを起動すれば、新規作成ウィンドウは中央に出て問題なく作業を進めることができました。(たまに前回起動したモニターの記憶がとぶのか、メインモニターで起動してしまったりします)

それ以外は特に問題なく。普通通りに使えました。

ブラシ関連も問題なしです。(実は問題があったのであとで追記します)

しかし、本当、4Kって素晴らしい。

windows10の設定、100%。

ムスカ「見ろ!文字がゴミのようだ!」

 

画面内のインターフェイスの大きさは2Kのまま(windows10のディスプレ設定で200%表示に指定)、

文字やアイコンはさすがに高解像度の恩恵でキリリと締まってます♫

ぼやけも全然ないですね。

これでまだしばらくはPhotoshop CS5で闘えそうです。

1日使ってみて、やっぱり4Kでphotoshop cs5を使うのはちょっと難あり?

OSはWindows10。

液晶タブレットcintiq pro16。設定解像度は4K。

この環境下でPhotoshop CS5を使用してみたわけですが、

ちょっとこれ困る!という事が2点ありましたのご報告します。

表示されたブラシの線が汚い

これはあくまで表示の話です。

というのも、ブラシの線を拡大していくととても綺麗な線が引かれているのはわかるのですが、

例えば、100%で表示すると線がギザギザに見えます。


OSディスプレイ設定で100%、滑らかな線であることがわかります。


OSディスプレイ設定で200%、ギザギザに見えますね。(※上記と同じファイルの同じ線です)

つまり、OSで200%表示にすると、キャンパスが200%拡大されている状態なので、モニターで視認したときに線が荒くみえてしまう、と想像しています。

試しにOSで100%表示にしてみると(インターフェイス、文字は当然ゴミくずみたいになっていますw)、

あら不思議、とっても綺麗な線にみえます。

実際にひかれている線は綺麗なので、作業中の見た目を我慢する、もしくは常に拡大しながら使うとかならいいと思うんですけど、ちょっとスッキリしませんよね。

それを解決するためには・・・

やはり、Photoshop CCにアップグレードして、OSでの200%表示ではなく、Photoshop自体の設定で200%にする必要があるのかもしれません。(※残念ながらCS5では設定なし)

それを試してみたいのですが、ちょうどこの前、体験版7日間使ってしまったばかりなんですよね(笑) あーあ

この際、Adobe系は全部CCに移行しようかなあ。

と、激しく悩んでいる今日この頃です(^^)

Photoshopの上部バーのメニューが押せたり押せなかったり

OSで200%表示に設定している時だけのようですが、

Photoshop CS5上部バーにある「ファイル」や「編集」「イメージ」「レイヤー」等のボタンが押せなかったり、押せても反応が悪かったりします。

時には「編集」の位置にカーソルがあるのに、フィルターがプルダウンしたり・・・(汗)

100%では特に問題も見られません。

4KディスプレイでPhotoshop CS5を使うときにOSで200%表示すると出る不具合のようですね。

まあ、当然と言えば当然、Photoshop CS5は4KにもWindows10にも公式なアナウンスでは対応していないのですから。

ちなみにIllustrator CS5をcintiq pro16で表示した場合は上記のような不具合はでませんでした。

あ~あ 逆だったらよかったのになあ。(液晶タブレットでIllustratorを起動することはまずないので)

あ、それってたまたまうちに環境のせい、という可能性もあるので、すべてのPCで同一の現象が出るわけでもないとは思いますが・・・。

あと、200%表示の時だけ、メニューのプルダウンが開いても全部の項目が表示されず矢印になってたりします。

地味に面倒です(笑) 環境設定も一発では出ないので、矢印を押して上にスクロールさせる必要があります。

結論

ということで、

これはいよいよ、CS5は卒業する絶好のタイミングなのか。

Adobe CCの包囲網がじわじわ縮まってきている感じです。

月額制がどうしても引っかかってる貧乏性ゆえにずっと見てみないそぶりでしたが(笑)

うーーーん、悩む。

そして結局、CS5とさよならしてCCに移行

悩むこと2日(笑)

ここまで来たらやはり完璧な環境でPhotoshopを使いたい!

ということで、結局、Photoshop CCを使うことになりました。

契約プランは「フォトプラン 月額980円(税別)/月」にしました。

Photoshop CCとLightroom CCの使えるプランですね。

Creative Cloudコンプリートプランも検討したのですが、

あと使うのはIllustratorぐらいだし・・・。

Illustratorの追加機能調べたけど、うーん、特にいらないかなと。

それに比べてPhotoshop CS5からCCの進化といったらそりゃもうすさまじい!

特に気に入ったのは、

・ブラシプリセットのフォルダ管理
・ツールバーのカスタマイズ(いらないツールをぽい)
・ブラシのスムージング(あまり聞かせすぎるとブラシの遅延がひどくなるので、10%ぐらいがちょうどよいと感じました。)
・選択とマスク機能(「被写体を選択」で自動的にその写真のメインの被写体をPhotoshopが勝手に判断して選択。あとはさっさとなぞれば髪の毛の抜きも超時短)

とりあえずはこんなところでしょうか。

僕が乗り換えを決めるには十分な進化でした。

結局目標の、

「Windows7から10にアップグレードしたPCでPhotoshop CS5を今まで通りに使う。それも4K表示で。」

は達成できず、結局CCに移行とあいなりましたが、

CS5も5年以上お世話になってるし、いいタイミングでしたね。

使い勝手は、もう、最高としか言えません(^^)

老眼に苦しむイラストレーターのみなさまのご参考になれば。

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